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8.フリテン

自分で待ち牌を捨てている場合、ロンできない

よーし!これはなかなかいい手だよ!待ち牌は「なぎさ」だから…よし!相手が「なぎさ」を捨てた!ロン!
だめよ!みらい!あなたフリテンしているわ!
フリテン?フリテンってなに?
あなた、待ち牌の「なぎさ」を自分で捨てているでしょう。その場合はフリテンといって、相手からロン上がりすることはできないの。ロンじゃなくて自分でツモったのならOKだけどね。

複数の待ち牌がある場合、そのうち一枚でも捨てている場合、フリテンになる

う~ん、「のぞみ」か「こまち」が来れば上がりなんだけど、「こまち」を自分で捨てちゃってるから、またフリテンで「こまち」が出てもロンできないよ… あ!「のぞみ」が捨てられた、それだよ!ロンで上がるねっ!
いや、それもフリテンだからロンできないわ・・・・・・
ええ~っ、そうなの?
待ち牌が複数ある場合、それらのうち1枚でも自分で捨ててしまっている場合は、ロン上がりすることはできないの。 「引いたら上がれる牌が自分の捨て牌にあるときは、ロンで上がる事はできない」と覚えましょう。

リーチ後に上がり牌を見逃すとフリテンになる

↑きららを捨ててリーチ宣言している

「あかね」か「れいか」が来たらアガリ!リーチを宣言するねっ!…あ、しまった!うっかりしてて「れいか」が捨てられたのを見逃してツモっちゃったよ…ロンで上がれたのに……。 あ、でも今度は「あかね」が捨てられた!やったね!それでロンするよ!
残念、この場合もフリテンになるのよ。
ええ~っ、またフリテン~~もぉ~やだよぉ~
リーチを宣言した後、相手が捨てた牌で上がれるのに見逃してパスした場合、以降、ロンで上がることはできなくなります。 「一度ロンする権利を見逃したら、ロンはできない」と覚えましょうね。

フリテンルール・まとめ

まとめるとフリテンのルールはこんな感じね。

  1. アガリになる牌を自分で捨てている時はロン上がりできない
  2. リーチ後に相手が捨てた牌で上がれるのにパスした場合、その対局中は、もうロンで上がることはできない

う~ん、ねー、なんでこんな面倒くさいルールがあるの?不便だよぉ
でも、対戦相手もフリテンするとロンできないというのは同じなのよ。 ということは、フリテンルールを利用すれば、相手にロンされないように自分の身を守ることができるわ。
えっ?そうなの??
例えば「自分の手牌はバラバラで上がれそうもないから、ここは自分で上がるのをあきらめて、せめて相手にロンされないように守りに徹しよう」 というシチュエーションを考えてみて。こういう打ち方をオリるって麻雀用語では言うんだけど、オリた場合、相手の捨て牌にある牌を捨てれば、フリテンのルールのおかげでロンされないから安心ね。こういうのを安全牌と言います。
へーっ!なるほどー!
もしくは「相手がリーチをかけてきた。相手にロンされないようにしたい。」という時も、相手がリーチをかけた後に、自分が捨てた牌はロンされる心配はないから、これも安全牌としてどんどん捨てていくことができるわ。
そっか、そういうテクニックがあるんだね!気づかなかった!
リーチをかけた後は捨て牌が赤色で表示されるから、どの時点でリーチが宣言されたのかは牌の色を見て判断しましょう。
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